視線入力デバイスを使ったアプリの試作

視線入力デバイスを試してみました。Tobiiというメーカーが作成しているもので、Windowsでは2019年秋のリリースからデフォルトでサポートされるようになりました。Tobii社からSDK(Software Development Kit)も公開されているので、自分でアプリを実装することができます。.NET(C#など)やPython、C、matlabなどの言語がサポートされています。試しにプログラムを作成してみました。

Tobii

ディスプレイの下にある横長の細長いデバイスがTobii Eye Tracker 4Cです。USBでPCに接続します。文字盤上の文字を見つめているとその文字が入力されます。音声合成で話すこともできます。

もともとは福祉機器をターゲットにしていたようですが、最近はゲーム実況やマーケティングリサーチなどの分野でもつかわれているようです。

まだ改善の余地が多い状態ですが、とりあえずの動作確認はできたので、ソースコードを以下のGithubに公開しました。
https://github.com/future-coders-net/gazetalker

実は知人の一人が脳梗塞で肢体不自由になってしまいました。何か役に立てば...とおもって試作したのですが、実際には病院の手続きや家族の理解などいろいろな敷居があるものだと痛感しているところです。

ご参考まで